マイナスかけるマイナスはなぜプラスなのか52009年07月10日 12時20分

前回同様、数学の無矛盾性から考えてみます。

(-3)×0=0という前提から進めます。

0=(+2)+(-2)と変形させ、これを上記に代入します。

(-3)×((+2)+(-2))=0となります。

さらにこれを変形させます。

(-3)×(+2)+(-3)×(-2)=0となります。

これを計算してみるとわかりますが、(-3)×(+2)が(-6)であれば、(-3)×(-2)が(+6)とならなければ、答えが0となりません。マイナスかけるマイナスがプラスとならなければ、矛盾してしまうわけです。

参考
『数の論理』(保江邦夫)
『恥ずかしくて聞けない数学64の疑問』(仲田紀夫)