マイナスかけるマイナスはなぜプラスなのか6 ― 2009年07月16日 08時59分
よくありがちな一般的な説明はほとんど取り上げたので、今回は違った角度から。
以前に誰かに聞いたのだが、「二重否定」のイメージで捉えている人もいるようだ。つまり、マイナスを「否定」を考え、例えば「ないわけがない」(マイナスかけるマイナス)=「ある」(プラス)と理解する。
一つの理解の仕方として悪くないと思うが、「たす」「ひく」との連関が全くなくなってしまう。つまり「二重否定」の考えでは「マイナスたすマイナス」が全然説明できない。その点では、時間・方向、トランプゲームとは決定的に違う。
また、コインの表裏のイメージもあるようだ。「裏(マイナス)の裏(マイナス)は表(プラス)」というものらしいが、定義づけを考えると意外と難しい。表の位置をプラス、裏の位置をマイナスと考えて、反対側へ移動することをマイナスをかけることと定義づけると説明はできる。しかし、同様に「たす」「ひく」の説明はできない。
やはり、正負の数の四則計算(たす・ひく・かける・わる)が統一的・体系的に説明できる方法がより優れているのは言うまでもないが、理解には個人差があるので、上記のような例は一つのイメージ作りとしては悪くないのかもしれない。
蛇足だが、言語現象として「二重否定」が肯定にならない例も付け加えておく。以下によくまとまっている。
http://beatles-eigo.seesaa.net/article/1576800.html
以前に誰かに聞いたのだが、「二重否定」のイメージで捉えている人もいるようだ。つまり、マイナスを「否定」を考え、例えば「ないわけがない」(マイナスかけるマイナス)=「ある」(プラス)と理解する。
一つの理解の仕方として悪くないと思うが、「たす」「ひく」との連関が全くなくなってしまう。つまり「二重否定」の考えでは「マイナスたすマイナス」が全然説明できない。その点では、時間・方向、トランプゲームとは決定的に違う。
また、コインの表裏のイメージもあるようだ。「裏(マイナス)の裏(マイナス)は表(プラス)」というものらしいが、定義づけを考えると意外と難しい。表の位置をプラス、裏の位置をマイナスと考えて、反対側へ移動することをマイナスをかけることと定義づけると説明はできる。しかし、同様に「たす」「ひく」の説明はできない。
やはり、正負の数の四則計算(たす・ひく・かける・わる)が統一的・体系的に説明できる方法がより優れているのは言うまでもないが、理解には個人差があるので、上記のような例は一つのイメージ作りとしては悪くないのかもしれない。
蛇足だが、言語現象として「二重否定」が肯定にならない例も付け加えておく。以下によくまとまっている。
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